小学校の実験で有名なんですが、
ムラサキキャベツの実験というのがあります。
ムラサキキャベツの実験とは、ムラサキキャベツの汁を使って、
酸性・アルカリ性を調べるというものです。
どの学校の理科の教科書にも載っているほど有名なのですが、有名な割には実際にやったことがありませんでした。
2週間後、小学校で実際にやることになったので予備実験をやってみました。
これが噂のムラサキキャベツです。
なかなか手に入らなかったのですが、デパートの地下にある食品売り場だと1/4で250円ぐらいで手に入りました。
一玉1,000円って恐ろしく高いキャベツです
超紫色です。
キャベツの葉を2枚、水200mlを袋に入れ、もみもみします。
教科書などでは、刻んだり、お湯で出したり、一度冷凍したりと、色々な方法が書いてありますが、もむだけで十分に汁が出ます。
こんな感じでムラサキキャベツの汁を採取しました。
マイクロウェルという実験器具に入れてみました。
これは茄子の皮です。
ムラサキキャベツと同じようにもみもみして出そうとしましたが、色がでませんでしたので、火にかけて出しました。
これもマイクロウェルに入れてみました。茶色ですね。
ゆかりでもやってみました。
ムラサキキャベツでなくても、アントシアニンが含まれていれば、この実験はできるそうです。ですので、アントシアニンが含まれている赤しそ、茄子の皮を使ってもできるはずです。
原料はこんな感じ。メインは赤しそですが、塩やアミノ酸など不純物が入っているので、実験に適しているとは少し言い難いです。
水出しと、お湯で出すという二通りでやってみました。
これもマイクロウェルに入れてみました。左が水出し、右が湯で出したものです。左のウェルに少しゆかりが入ってしまっているのはご愛敬です。
ムラサキキャベツの汁に酸、アルカリを入れています。
左上からpH1, pH3, pH5, pH7, pH9, pH11, pH13です。
濃い赤-赤-紫-青-緑-黄と鮮やかに変化していますね
今度は茄子の汁です。
濃い赤-赤-うすピンク-薄茶-こげ茶-濃いオレンジと変化しています。
ゆかり水出しです。
赤-ピンク-薄紫-オレンジ-黄と変化しています。
ゆかりお湯出しです。
水出しとほぼ同じ色になりました。
残った汁に色々いれてみました。
左から、石灰水、重そう、石けん水、ムラサキキャベツ汁、炭酸水です。
炭酸水は弱酸性なのですが、色が酸性を示したって程には至りませんでした。
ゆかりは前述の様にアミノ酸や塩などが入っているのですが、手に入りやすく、水で出すだけというお手軽さから、ムラサキキャベツが手に入らない時などにオススメです。
(理科業界では)超有名なムラサキキャベツの実験ですが、あざやかに色が変わって、実験を提供する側としても楽しいですね